【解説動画】壊血病予防作用とコラーゲン合成促進作用~2

壊血病予防作用2タイトル 健康情報

【解説動画】本編内容(一部文言が異なる場所があります。)
パート1より続く

Q:コラーゲンが体内で作られること、そしてその過程にビタミンCが必須であることがよくわかりました。コラーゲンが肌のハリにつながることから、若さにも大いに関係すると思いますが、私たちはどのようにすれば肌の若さを保つことができるのでしょうか?

私たちの体内のコラーゲン量は生涯を通して合成と分解のバランスによって保たれていますから、自らの体内でアミノ酸から新たなコラーゲンを常に合成していかねばならないのです。Ⅰ型コラーゲンは、真皮に多く存在して、皮膚の構造、弾力、ハリなどに関与して、しわの発生を防護していますが、年齢とともに分解が進む一方でその合成量が減少すると皮膚の老化(たるみやしわの増加、ハリやつやの減少、など)がみられるようになります。皮膚の老化を予防し、その変化を遅らせるためには、化粧品等での皮膚ケアもありますが、体内におけるコラーゲン合成を維持・活発化することが重要です。このことが真のアンチエイジングの一つになるといえます。そのためにはタンパク食によるアミノ酸の供給を高め、十分量のビタミンCの補給が必須なのです。年齢とともに食事性タンパク質の摂取が減り、ビタミンCの吸収量も減ると言われていますので、これら2つの栄養成分の摂取は、若い時以上に心がけていきたいものです。

Q:ビタミンCを常に摂取することが重要なのだとわかりました。そのビタミンCですが、安定持続型ビタミンC誘導体であるアスコルビン酸2-グルコシドは何故おすすめなのですか?

私たちの実験データから、 “The C顆粒”の主成分である安定型ビタミンC誘導体(AA-2G)にはビタミンC(アスコルビン酸、図中ではAAと表記)と同様に抗壊血病作用やコラーゲン合成促進作用が科学的に証明されています。

図②ー1

(図②-1)ヒトと同様にビタミンCを生合成できないモルモットを用いて抗壊血病作用を評価したところ、ビタミンC欠乏が10日ほど続くと体重が減少し始め、壊血病の症状を呈して3-4週間で死亡します。明らかに壊血病症状があらわれている実験開始2週目のモルモットにビタミンCまたはAA-2Gを経口投与し始めると、AA-2GはビタミンCと等価の投与量で同様に回復してきます。これはAA-2G投与により動物体内でビタミンCが遊離され、そのビタミンCが体内で働いて壊血病症状から回復することを科学的に示すものです。このAA-2Gの働きはヒトにおいても全く同様に認められますので、“The C顆粒”は他にはない安定性と持続性を特長とした、ヒトにとっての有用なビタミンCサプリメントといえます。

図②ー2
図②ー3

(図②-2、3)AA-2Gの抗壊血病作用はコラーゲン合成によるものですが、これをヒト皮膚由来線維芽細胞を用いたコラーゲン合成で評価(細胞培養実験)しました。その結果、ビタミンCそのものは低濃度では効果的にコラーゲン合成を促進しますが高濃度ではその効果は低下します。一方、AA-2Gは高濃度域まで濃度依存的かつビタミンCそのものより強くコラーゲン合成を促進するので、培養下ではAA-2Gの方がビタミンCそのものより、より有効であることがわかります。さらに、同じ細胞に対する増殖促進作用を評価すると、AA-2Gは長期間にわたって細胞増殖を促進し続けるということもわかりました。このようにAA-2Gは、ゆっくり、かつ持続的にビタミンCを遊離するという、これまでのビタミンCにはない特徴を有します。

解説者: 
世界初、安定・持続型ビタミンCの発明者 薬学博士 武藤徳男